花と蛇 谷ナオミ 【動画無料視聴可】
花と蛇
1974年、73分
監督:小沼勝
原作:団鬼六
脚本:田中陽造
音楽:真鍋理一郎
製作:松岡明
出演:谷ナオミ、坂本長利、石津康彦、藤ひろ子、あべ聖、八代康二、高橋明
■ストーリー
ポルノショップを経営する美代(藤ひろ子)には、終戦当時、米兵相手に体を売っていた過去があった。
当時幼かった一人息子の誠(石津康彦)は、黒人G・Iに抱かれている母の姿に驚き、拳銃で黒人G・Iを撃ってしまう。
それ以来、性的に不能となってしまった誠も今では会社員として勤務をしていた。
ある日、誠は社長の遠山(坂本長利)から自宅に呼ばれる。
誠は遠山から、妻である静子(谷ナオミ)のSM調教を依頼される。
数日後、誠は静子を自宅へと連れ込み、SM調教を開始する。
初めは拒んでいた静子だったが、やがてマゾ的快楽に目覚めていく。
そんな静子の姿に興奮し、誠も不能から回復を果たすが、思わず静子を抱いてしまうのだったが・・・
■見どころ
団鬼六の代表作を田中陽造が脚色し、小沢勝が監督している。
主演の谷ナオミを「SMの女王」として印象づけることにもなったロマンポルノ初期の代表作でもある。
アブノーマルなSM官能作というだけでなく、性的に不能となった主人公の不能からの回復と母からの自立を重ね合わせ、ドラマ性のある作品にもなっている。
なお、同じ原作をベースとして杉本彩主演でシリーズ化もされているので見比べてみるのも一興。