赤線玉の井 ぬけられます 宮下順子 【動画無料視聴可】
赤線玉の井 ぬけられます
1974年、78分
監督:神代辰巳
原作:清水一行
脚本:神代辰巳
出演:宮下順子、蟹江敬三、清水国雄、前野霜一郎、河野弘、丘奈保美、芹明香、織田俊彦、五条博、益岡信孝、高橋明、江角英明、殿山泰司
■ストーリー
昭和33年の正月、売春防止法が施工直前の色街玉の井。
やくざ者志波(蟹江敬三)といい仲になっているシマ子(宮下順子)、
一日の客の記録を更新しようと奮闘する直子(丘奈保美)、
結婚のため足抜けをする公子(芹明香)、
そんな女たちそれぞれの日常が描かれる。
シマ子は志波が他の女といると聞かされ、居ても立っても居られない。
公子は新郎との夜の生活に満足できずに出戻ってくる。
直子は股火鉢で股間を暖め、記録を更新しようとする。
そして、正月の夜は更けてゆく・・・
■見どころ
売春防止法施工直前の赤線の街、玉の井を舞台に、そこに暮らす娼婦たちの姿を描いた群像劇的作品。
神代辰巳監督ならではの視点で、女たちがたくましくも、どこかユーモラスに描かれている。
宮下順子、丘奈保美、芹明香といった女優陣のそれぞれの個性も見どころ。
刺青姿も凛々しい蟹江敬三や、ユーモラスな味の殿山泰司など、男優陣も豪華。
赤線は半ば公認で売春が行われていた地区のことで、昭和33年4月1日に施工された売春防止法により廃止された。
昭和の中頃までこのような風俗街が日本のあちこちにあったことは今では忘れられた存在と言えるだろう。
作品で描かれる街並みや道の真ん中にドブが流れる風景、並んだ店々の前で客に声をかける女たちなど、当時の雰囲気を味わうのも一興。
時折画面に現れる滝田ゆうの漫画の絵も雰囲気があり、郷愁を感じさせる。
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